top of page

「GREATER YOKOHAMA 2050 DIALOGUE ~AGI時代の都市を考える~」を scheme verge・Vlag yokohama と共催しました

8 時間前
読了時間: 4分

この記事の要点


  • 2026年9月9日、株式会社Michele Holdingsは、scheme verge株式会社およびVlag yokohama(横浜市神奈川区 THE YOKOHAMA FRONT 42階)との共催で「GREATER YOKOHAMA 2050 DIALOGUE ~AGI時代の都市を考える~」を開催しました。シリーズ最初の回となる vol.0 です。

  • 横浜都心、新横浜、県央、川崎、湘南、東京湾岸を一つの生活・経済圏「Greater Yokohama」として捉え、AGI時代に都市がどう変わるのかを話し合いました。

  • トークセッションには scheme verge株式会社 代表取締役CEOの嶂南達貴氏と、当社代表取締役の山田大典が登壇。「移動・予約・決済といった手段はAIに移るが、人に会いたい・海を見たいという目的は変わらない」という見立てを軸に議論しました。



開催概要


  • 名称:GREATER YOKOHAMA 2050 DIALOGUE vol.0 ~AGI時代の都市を考える~

  • 日時:2026年9月9日(水)19:00〜21:30

  • 会場:Vlag yokohama(横浜市神奈川区鶴屋町1-41 THE YOKOHAMA FRONT 42階)

  • 共催:scheme verge株式会社/株式会社Michele Holdings/Vlag yokohama

  • 登壇:嶂南達貴氏(scheme verge株式会社 代表取締役CEO)、山田大典(株式会社Michele 代表取締役)



「2050年のある金曜日」から考える


話題提供では、ある金曜日の一日を2026年と2050年で並べるところから始めました。


2026年の金曜日は、やりたいことが4つしかないのに段取りだけで一日が埋まります。何時の電車に乗るか、ランチの予約は取れているか、展示のチケットは要るのか、配車は来るのか。2050年は、朝にAIへ一言「今日は午後から面白い人に会って、横浜をぶらぶらしたい」と伝えるだけで、移動も予約も決済もAIが処理している。予定そのものは同じでも、間に挟まっていた段取りが消えます。


すでに動き始めている事例として、米国の自動運転サービス、シンガポールのPunggol Digital District、ソウルの都市デジタルツイン S-Map を紹介しました。一方で、ブラジリア、1939年の万博で示されたFuturama、東京計画1960、中銀カプセルタワー、トロントのSidewalk Toronto といった過去の「理想の都市」も並べています。未来都市の絵はいつの時代も交通の最適化から描かれてきたこと、そしてSidewalk Toronto を止めたのが技術ではなくデータガバナンスへの信頼と資本市場の制約だったことは、いま考えるうえでも示唆的です。


GREATER YOKOHAMA 2050 DIALOGUE 話題提供スライド「2026年の、ある金曜日」

変わるのは手段、変わらないのは目的


話題提供の結論は3点に整理しました。


  1. 目的は変わらない。移動・予約・決済・会議はAIが処理する側に移る一方、「人に会いたい」「知らないものを見たい」という目的は変わらない。

  2. 必要から、意思へ。便利さは多くの都市で前提になる。だから都市が選ばれる理由は、誰に会えるか、何が起きるか、何を始められるかに移る。

  3. 相手は人からAIへ。人が画面を操作する前提が崩れる。「人が使いやすい都市」と「AIが安全に使える都市」の両方が要件になる。


AIが取り除いてくれるのは「できない」という制約です。時間がない、人がいない、予約が取れない、言葉がわからない。こうした制約が減るほど、問われるのは能力ではなく意思になります。



対談:AI時代、それでも人はなぜ都市に集まるのか


後半は嶂南氏との対談です。


山田からは、AIが中心となる時代であっても「人に会いたい」「ライブを観たい」「海を見る」といった人間本来の衝動や体験の価値は変わらず、これからの都市は利便性という機能的価値だけでなく、「誰に会えるか」「何が起きるか」という人々の意思が集まる場へ移行していくのではないか、という見方を示しました。オフィスや商業施設や住宅を作るだけでなく、人が人に会いたくなる理由を作ること自体が都市開発になるのではないか、という問いかけです。


嶂南氏からは、綿密な都市計画だけでなく、「計画外の要素」を柔軟に取り込める街の余白や、そうした変化を受け入れられる構造が都市の発展には必要である、というお話をいただきました。


Greater Yokohama は、横浜駅、みなとみらい、関内、新横浜、川崎、武蔵小杉、県央、湘南、東京湾岸と、性格の違う中心が並んでいるのが特徴です。一つの街をスマート化する実験ではなく、複数の街を人間の目的に合わせてつなぐ実験場になりうる、という点でも一致しました。


後半の懇親会では、登壇者と参加者が直接意見を交わしました。ご参加いただいた皆さま、会場をご提供いただいたVlag yokohamaの皆さまに御礼申し上げます。


Vlag yokohama で対談する株式会社Michele 代表取締役の山田大典
対談に登壇する株式会社Michele 代表取締役の山田大典

関連リンク


イベントページ





講演・イベント共催のご相談


株式会社Micheleでは、AI・DXやスマートシティをテーマとした講演、セミナー、社内研修に加え、今回のような対話イベントの企画・共催も承っています。お問い合わせフォームよりご連絡ください。


最新記事

すべて表示
KOBEスマートシティ推進コンソーシアム主催「神戸スマートシティ MEET UP 2025」でパネルディスカッションのファシリテーターを務めました

2025年2月7日、KOBEスマートシティ推進コンソーシアム主催「神戸スマートシティ MEET UP 2025」に株式会社Michele代表の山田大典が登壇。パネルディスカッション「スマートシティにおける持続モデルの在り方」のファシリテーターを務めました。

 
 
bottom of page